2010年2月1日月曜日

ジョギングの効果

ジョギングの効果は走る速度によって異なります。
「会話ができる程度のスピード」で走ることをジョギングといい、それ以上は一般にランニングと呼ばれるのですが、ややこしいので、このブログではランニングもジョギングで統一します。

まず、ジョギングは有酸素運動であるため、有酸素運動の効果の説明から入ります。
以下ウィキペディアより引用

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有酸素運動(ゆうさんそうんどう;Aerobics)は、生理学、スポーツ医学、健康増進等の領域で、主に酸素を消費する方法で筋収縮のエネルギーを発生させる運動をいう。また、「十分に長い時間をかけて心肺機能を刺激し、身体内部に有益な効果をもたらすことのできる運動」とも定義される。 有酸素運動では、クエン酸回路により、体内の糖質や脂肪が酸素とともに消費される。 これに対して、酸素を消費しない方法で筋収縮のエネルギーを発生させる運動を無酸素運動(むさんそうんどう; Anaerobics)という。 多くのスポーツは有酸素運動と無酸素運動の両方の要素を持つ。

運動強度と脂肪燃焼


運動強度を徐々に上げてゆくと、やがて酸素摂取量を酸素消費量が上回り酸素不足となる。この状態に至ると血液中に乳酸が増加し続け、呼吸数、換気量が著しく増加する。その直前の運動強度、すなわち血中乳酸濃度が上昇し続けず運動を継続可能な最大の運動強度を無酸素性作業閾値 (Anaerobics Threshold: AT) という。

トレーニングを積んだスポーツ選手などではATの運動強度が高い。すなわち、心肺機能を強化し酸素摂取能力を高めると高い運動強度でも酸素不足がおきにくくなる。

運動時の糖質と脂肪の燃焼割合は運動強度により異なる。AT以下の運動強度では、糖質と脂肪の燃焼割合はほぼ50%ずつである。それよりも強度が高くなると酸素不足のため脂肪を燃やせなくなり、脂肪よりも糖質を多く燃焼させる。
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上記からまとめると、ダイエット(余計なぜい肉を減らしたい)を目的とする場合は、ある程度余裕を持った状態で、できるだけ長い時間走ることが有効と言えます。
短時間ダッシュを毎日続けたとしてもダイエットにはあまり効果がないようです。
ただし、「ずーっと遅すぎるペースでジョギング」を何年も続けていると、太ももの前部ばかりが発達してボテっとした脚になりますので、多少余裕を持った状態で少しずつスピードを上げていくとバランスのいい脚ができます。特に意識しなくてもジョギングを続けていくうちにスピードは上がっていきますので、心配しすぎることもないかもしれません。
無理をしない程度に、ランニングのスピード感を楽しむのはなかなか爽快です。

余談ですが、男性の場合、有酸素運動をすると股間が元気になるそうです。(これは科学的な文献を読んだわけではなく、友人に聞いた話なので、単なる都市伝説かもしれません。あまり信じすぎないようにしてください。)

あとは、
「若々しい体が保てる」
「心臓や内蔵機能が丈夫になる」
「食べ物がおいしくなる」
「力強い声が出るようになる」
「体の左右のバランスがよくなる」
「下半身太りが解消される」
「いろんな意味でのスタミナがつく(忍耐力なども含めて)」
「飽きっぽい性格が直った。(私の経験談です。)ひとつのことを成し遂げるいい意味でのしつこさが身についた。」

・・・などなど、ジョギングからたくさんの恩恵を受けることができます。

最初はきついですが、ジョギングの効果には計り知れないものがあります。
いきなりジョギングが難しいという方は、少し速めのウォーキングから入るとよいです。
速めのウォーキングも有酸素運動ですので、それなりの効果が期待できます。ウォーキングで足腰が丈夫になったら、徐々にジョギングを取り入れていけばよいかと思います。