2008年10月14日火曜日

上げたい運動能力と栄養素の関係

食欲には2種類あり、体が欲するものと、脳が欲するものに分けられます。
体が欲しているものをその都度摂取していけばバランスよく身体ができていきますが、脳の記憶が欲しているものばかりを採っていると不調の原因となります。
身体は水を必要としているだけなのに、コーラを飲んでしまったりするのは、現代社会の弊害でもあります。たまには身体が欲しないものを採るのもよいですが、「体が必要としているのか、脳が必要としているのか」を気づいて、バランスのいい食事を心がける必要があります。

このページでは運動能力の改善に役立つ栄養素を紹介していきます。

スタミナを上げたい場合
スタミナは心肺機能の向上とともに上がっていきますので、ジョギングを続けていれば大丈夫ですが、心肺機能はエンジンのようなもので、長く走るにはガソリンが必要になってきます。
突き詰めて言えば、トレーニングを重ねているうちに少ないエネルギー量でたくさんの運動ができるようになります。(燃費の向上)
人間にとってのガソリンは、炭水化物です。加えて糖質、脂質、たんぱく質、ミネラル(鉄)が必要になります。食材としては、ご飯や麺類などをちゃんと取ることが重要であるといえます。

パワーをつける
筋肉は使うことで傷つき、回復の際に以前より大きく成長します。これを超回復と呼ぶのですが、望ましい食材は肉類などです。筋肉を作るのはタンパク質(各種アミノ酸)で、果物などタンパク質を分解する酵素が多く含まれているものを採ると、筋肉の発達を促進してくれます。
食材の例としてはご飯(五穀米が望ましい)、肉類、大豆製品、果物(キウイ、パパイヤ、パイナップルなど)

スピードをつける
スピードアップには、神経の伝達速度を速めること、瞬発力、関節などがスムーズに動くこと、筋肉そのものの発達が必要とされます。
神経の伝達をスムーズに機能させるにはカルシウムとマグネシウムが必要だといわれています。食材としてはひじきなどの海藻類や貝類など。
関節や腱の発達にはコラーゲンの摂取が効果的といわれています。コラーゲン自体はタンパク質とビタミンCを使って体内で作られるためそれらの栄養素を摂るとよいようです。

まとめると、カルシウム、マグネシウム、コラーゲン(タンパク質、ビタミンC)が必要で、食材は鶏(手羽)、トマト、ヒジキ、あさりなど。

0 件のコメント: